2004.7/31  『近所のお祭り』

 気晴らしに近所のお祭りに出かける。人ごみが嫌いなのでお祭りが大好きって程ではないのだけど、屋台が出ていたりして活気がある感じというのはいいものだなぁと思う。人が楽しそうにしていると自分も楽しくなった気がする。プロレス観戦のようにレスラーから力をもらったカンジ。だから活気のある場所に出かけるというのは、自分にはとても意義のある事だ。人ごみが嫌いなのは人と接触しないように注意するのがストレスだからでもあるが、雑踏の中で自分同様にイライラしている人の気分が伝わってくるような気がするから。満員電車の中で疲れて眠っているサラリーマンの人達が並んでイスに座っているのを見るとドッと疲れてしまう。飲み屋で会社のグチを言い合ってる集団が近くにいるのもそうだ。人間だからそういう状態になるのは仕方が無い。ただ、他人から負のエネルギーを受けるというのが嫌なんだと思う。雰囲気というのはウィルスのように伝染する。自分を包み込む環境が自分を変えていくのだろう。だったら雰囲気が悪いところにいるよりは、いいところにいる方がいいのは当たり前の事だ。だから自分のテンションが下がった時は、なるべく活気がある場所に出かける事にしている。あせっている時はウサギをじっと見たりすると意外に心が落ち着いたりする。音楽や映画もその時の気分で決めて、自分のテンションを良い状態に持っていく。物事を悪い方向に考えると深みにはまっていくので、良い方向に考えるように努めてはいるのだが、気分が落ち込んでいる時というのはそういう気分にはならないものだ。活気のある場所に行くとそういう気分を吹き飛ばしてくれる。息抜きの場所や遊びというのはとても大事だなぁと思う。

2004.7/30  『ホムンクルス』

 ぶんか社で打ち合わせ。今後の方針を決める。奇数号の掲載で隔月でやっていく事に。内容は身近なコスプレをテーマにする事になった。今まで描いた事が無いものは沢山あるので、そういうのにチャレンジしていこうと思う。帰りに山本英夫先生の「ホムンクルス」を購入。「殺し屋1」が大好きだったので、前から読みたかったのだけど続きが気になる漫画は完結するまで待つ主義。しかし誘惑には勝てず買ってしまった…。帯に「トレパネーションは極めて危険な行為です。絶対に真似しないで下さい。」なんて書いてあるもんだから。「殺し屋1」でもリアリティのある虚構のパワーをすごく感じたが今作も同様。トレパネーションというのは脳に小さい穴を開ける事で脳の血流を良くして、脳の働くを良くするという手術だ。ペルーで穴が空いた頭蓋骨が発見されていて、人為的に開けられた穴の周辺に成長の後が見られる事から、穴を開けた人物は生きていた事がわかる。他にも世界中でこれと似た穴の空いた骸骨が発見されているのだ。手塚治虫先生の「三つ目が通る」でも穴の空いた骸骨の事について触れている。こちらは第3の眼の起源として紹介されていたと思う。この手術の提唱者のバート=ヒュゲス博士は自分の恋人にまで手術を行っている。漫画でも手術の時にその手術を行った人の有名な写真が貼ってある。「殺し屋1」でも下をカットしてヘビみたいにしているキャラクターが出て来るが、あれも実際にやっている人がいる。山本英夫先生はこういうのが大好きなんだろうか?自分の能力を手術や薬によって高めるっていうのは人を惹き付ける。手軽に力を手に入れる事ができるから。若い時にマスキングっていうのを本で読んだ。これは口に袋をつけて過ごすというトレーニングで、しばらくの間、脳に酸素があまりいかない状態で過ごす事で脳の毛細血管が酸素をより多く取り込めるように血管が広がるというもの。これも脳の働きを良くすると書かれていたので、休みの日に1日中口にスーパーの袋を着けて過ごしていたら家族に大笑いされたのを覚えている。ちょっと試してみたかっただけなのに…。効果があったかどうかは不明だが、とにかく息苦しくて続けるのが難しいのは確か。手術は痛そうで怖いし、薬は副作用が怖い。しかし、こういうトレーニングものは安全そうなので、つい試してみたくなるのだ。他にも右脳にいいという事で、右目に眼帯をして左目だけで過ごしたり、両手で同時に絵を描く訓練をしたりといろいろ試した。絵が上手くなるという事で、手元を隠して模写をするというのもやった。これは一部の美術系の学校でもやっている事で、グリッドを使って絵を描くのに近い訓練だ。見たものを見たまま描こうとしても、人間は頭で想像したものを描いてしまう。人間はシンボリックなものに頭の中で置き換えをしている為であるが、この訓練によってそれを無くそうというもの。この訓練によって絵が得意でない人も、見たものを見たままに近い状態で描けるようになる。模写と絵の上手さというのは別だとは思うが、とにかく模写の力は上がるのだ。他にも怪しいトレーニングはやったが、あまり長くは続かなかった。飽きっぽいので…。

2004.7/29  『中野ブロードウェイ』

 中野でショッピング。中野ブロードウェイには変わったオモチャが置いてあるお店が多い。インターネットで買えるようになってから行く回数は減ったが、変わった物を発見する事が多いので見に来たくなるのだ。ネットと違って現物を見て買えるというのもいい。特にサイズや細かいディティールは現物を見ないとわかりにくい。あと小物を小売りしてくれる店が多いのもイイカンジ。ちょっとした小道具目当てに高いセットを買うのも何だしな〜って事が多々あるので。それにいろいろ見て回るだけでも楽しい場所だと思う。こんなのあったな〜っていう懐かしい物が多くて、子供の頃を思い出す。懐かしいオモチャは買う事は少ないんだけど。新しい驚きがある物の方が好きなので。帰りにUFOキャッチャーでキティの旅行バッグを2つゲット。600円で取れたのだが、こんな甘い配置で大丈夫なんだろうか…。ちょっと罪悪感感じちゃいました。帰ってからカバヤのDVD付きの食玩「水野春郎シネマ館」に入っていた「古城の亡霊」を見る。金曜ロードショーみたいに水野春郎の解説が入ってるのだけど、これで300円は安いなぁ。あんまり見たい映画は無いのが難点だけど、もっと出してくれるといいな。B級作品ばっかりのシリーズとか希望。ビデオで廃盤になってるのとか。「古城の亡霊」は監督がロジャー=コーマンで無名時代のジャック=ニコルソンと「フランケンシュタイン」で有名なボリス=カーロフが出てるというのが気に入って買った。映画の内容は昔の映画なので、映像的なスペクタクル感は少ないものの、昔のサスペンス・ホラーて雰囲気があって面白かった。謎がいくつもあって、最後のオチがかなり強引で良かった。「冬のソナタ」にも負けてない後半の強引な展開。昔の映画って何か大らかでいい。この映画も別の映画のセットを改造して2日で撮影したとの事だが、そうは思えない位の出来。2日で撮影してこの出来ならスゴイ!同じセットが何度も出て来るし、同じカットの使い回しも多いのだけど、そんなの気にしないッス!うさん臭いカンジがちゃんと出てるので。特殊メイクしてないボリス=カーロフを見るのは初めてだが、結構小さい人だったんだなぁ。公開当時、フランケンシュタインの特殊メイクは門外不出だったという。厚底を履いたり肩に何か入れたりして、あの怪物は作られたわけだが、ボリス=カーロフのアイディアが沢山盛り込まれていたようである。そう考えて見ると感慨深い映画だと思う。ニコルソンの癖のある喋りも堪能できるし。

2004.7/28  『ローポリ練習』

 ネーム作業を少し。ネーム作業をやるといつも眠くなる。故にねーむと言うのかは知らないが、とにかくネーム作業は長く続けられない。いつも少しずつ休みながらやっている。アイディアというのは浮かぶ時と浮かばない時の差が激しい。机の前でうんうん唸っていても早々に出るものでは無いので、手元に本を置いてパラパラとめくったりして何かが降りて来るのを待つ。絵が真っ先に浮かぶ場合もあれば、セリフだけが浮かぶ場合もある。そういう時を逃さず、わすれない内にメモを取っていく。メモの字は他人から見れば何が書いてあるかさっぱり分からないものだと思うのだけど、自分には記憶を手繰る手掛かりとなる。断片的な内容をじっと眺めていると次第にアイディアが膨らんで来るのだ。思うにこの作業はパンを作るのに似ている。生地をこねて、生地が膨らむまで待つ。アイディアが膨らむのには時間が必要だという事。パンと同じで膨らませすぎもよろしく無いのだと思う。胸も同様に大きすぎはちょっと…。最近胸がでかい絵が多いので、大きい方が標準のように思えてしまう。たまに胸が無い絵も描いてバランスを取っておかないと。
 仕事の合間にローボリの練習を。仕事の合間にというより遊びの合間に仕事ってカンジだろうか?この間買った本の内容にそって作っていく。本の通りに作業を進めるのは楽しい。本の内容通りにするだけなので、あまり頭を使わなくていいし。プラモデルを作ってる感覚に近い。同じ作業の繰り返しではあるが、次第に慣れてきて効率よく作業できるようになる。慣れるまで繰り返すのにチュートリアルはいい。どのツールも最初はかならずチュートリアルを試す事にしている。だいたい数時間で終わるようになってるので、マニュアルを全部読むよりは効率がいいと思う。今回の作業はLightWaveなので知っている事も多いのだけど、普段使わない機能の使い方がわかったりして良かった。また、しばらくやってないと忘れてたりするんだろうけど…。忘れては覚え、覚えては忘れの繰り返し。その中で少しずつ残ってるものが役に立つ日がくればいいなぁ。

2004.7/27  『蟹空解太先生と』

 原稿を届けに漫画屋へ。蟹空解太先生と久しぶりに会う。最近、蟹空解太先生は漫画屋編集部で仕事をしている。丁度原稿を描いているところだったので原稿を見せてもらったが、本当に細かく描いた絵に感心させられた。コマも細かく割ってあるし、絵もとても丁寧に描いてあるし、描線も細くて奇麗。生原稿の力というのを感じさせてくれる。以前、アシスタントをなさっていたとの事。そういう経験を積んでおけば良かったなぁといつも思う。自分はゲーム会社で学んだ事の方が多いので、漫画の方はあまり勉強してない。初歩的なテクニックが全くできないのだ。それでコンピューターで原稿を仕上げる事を選択した。我流もいいとこである。ちゃんとした漫画が描けないコンプレックスがあるのなら、時間を取って練習すればいいのだろうが、生来怠け者の自分にはそんな大変な苦労をする事はできないのであった。それで蟹空解太先生のように原稿のクオリティをメキメキと上げてくる作家さん達に追いつく為には、原稿のデータの解像度を上げたり、背景を3Dで作ったりとツールを駆使するしか無い訳である。しかもコンピューターの事でさえも中途半端。自分の中途半端さにはほとほと呆れるばかり。何か一つでもちゃんと出来るようになりたいと思うが、昔から努力という事に縁がない。だから蟹空解太先生の漫画に対する姿勢には感心させられる。とにかく真面目な方なのだ。話すとコンピューターの事にもかなり詳しい。雑誌を買って勉強なさっているようだ。うかうかしてられないなぁ…。最近、他の雑誌を見ても原稿のクオリティがすごく上がっている。ここ数年の変化は激しいと思う。このままでいくと数年先に漫画のクオリティはどうなってるのだろうか。自分はそれについて行けるのか不安だ。塩山編集長が蟹空解太先生の作業を邪魔するなという事なので、名刺交換をして帰った。ゴムかけ作業中に話していただけなのに…。

2004.7/26  『海外ドラマ』

 仕上げ作業。暑さで少し遅れ気味。海外のTVドラマを見ながら作業。昔から海外TVドラマの方が好きだ。「エアーウルフ」、「ナイトライダー」、「ワンダーウーマン」。「サイモン=テンプラー」、「冒険野郎マグガイバー」…と思えばアクション物ばかり。深夜に放送している作品も多かったので録画して見てた。今と本当に変わってないな…。海外のTVドラマは長期シリーズが多い。「渡る世間は鬼ばかり」級の長さ。多くの作品はパターンを作り、キッチリとお約束を守って作られている。このお約束のおかげでシナリオライターが変わっても、シリーズの雰囲気を壊さず保って行けるのだと思う。主人公に依存した作品は、主人公の役者さんの魅力で持っている事が多い為、主人公の役者が変わると途端に人気が失速する。だから最近の作品は主人公以外のキャラクターを沢山用意しておく。主人公以外のキャラクターにもスポットを当て人気を上げておく事で、主人公が不在であっても物語が進み、シリーズの雰囲気をなんとか維持する。途中で一人が降板しても大丈夫な作りだ。「Xファイル」でも主人公不在で、逆に主人公を探すという荒技をやってのけた。「スタートレック」の劇場版でもMr.スポックを探す話があるが、カーク船長不在ってのは無いと思う。「バフィー恋する十字架」でも主人公のパートナーであるエンジェルが独立して「エンジェル」というシリーズ物になった。こういうのはアメコミではよくある。「スパイダーマン」のヴェノムや「XMEN」のウルヴァリンみたいに、独立したシリーズを持つ事がある。コミックの場合は役者では無いので問題がないが、TVドラマの場合は役者が降板してしまうので大変だ。海外のTVシリーズはそういう役者の事情というのも考慮して作られている。それが理由かもしれないが、最近のTVシリーズはキャラが少し印象が弱い気がする。一人かけたぐらいじゃ気にならないくらいだ。WWEでもレスラーが一人いつの間にかいなくなっていても、何事も無いかのように進んで行く。かなり強引な展開が多々有るが、時間が経てば忘れてしまう。こうして思うとストーリーの整合性なんてあってないような物に感じる。それこそあってはならない事だと思うが…。

2004.7/25  『刑事コロンボWOWOW版』

 ペン入れ作業ほぼ終了。あとは背景と仕上げ作業。「刑事コロンボ 虚飾のオープニングナイト」を見る。WOWOWの放送はシネスコサイズ。コロンボをシネスコで見ると雰囲気が違うもんだなぁ。そして声優が銀河万丈!ビデオ版で追加されたカットの部分もこの方だったので聞いた事はあった。全編通して聞くとかなり雰囲気が違うコロンボになるものだと思った。最初の小池朝雄、新シリーズからの石田太郎、どのコロンボも雰囲気違っている。最初の頃のコロンボはかなり厳しい口調だったように思う。小池朝雄は時代劇やヤクザ映画で見てる事が多かったのが、いつものドスのきいた低音の渋い声と違っていてビックリした記憶がある。最初はコロンボの声が誰か知らなかったので。小池朝雄が死んでしばらくして、全然違う方が担当したコロンボがあったと思う。不評だったのか数年程コロンボの新作が見れなかった。そしてビデオの追加パートを銀河万丈が担当。ビデオが出てからちょっとして新シリーズがTVで公開されたのを知った。その時の感動は忘れない。違和感を感じさせないでコロンボが戻ってきた!新シリーズのコロンボはシナリオから雰囲気が違っていたので、石田太郎演じるちょっと軽いカンジのオッサンの雰囲気の方があっていたと思う。石田太郎は「AKIRA」の大佐や「カリオストロの城」の伯爵の声で知っていたので、雰囲気の違いに驚かされた。そして銀河万丈版はというと、雰囲気はオリジナルのコロンボに近いと思う。オリジナルの声は、マイケル=ダグラスとかクリスチャン=スレーターみたいなダミ声で、ちょっとトッポジージョに似た感じの声質。冷たく厳しいカンジで犯人を追いつめていく。これはこれで嫌いじゃないんだけど、小池朝雄版に慣らされてしまうと違和感は感じる。銀河万丈は「機動戦士ガンダム」のギレン総帥の声で馴染みすぎてて、どうしても頭に総帥が浮かんでしまうのだ。「諸君らが愛してくれたガルマ=ザビは死んだ…何故だ!?」と演説の声が…。やっぱり悪役の声が似合ってるんだよなぁ。TVで旅もののナレーションの時は和やかなカンジでやってるけど、やはり頭には総帥が…。「スペースミッション宇宙への挑戦」を見る。ジェームズ=ウッズ主演のTVムービー。宇宙競争の実話を元にした話。ロケットに猿を載せて飛ばす計画の指揮をとるドイツ人学者をジェームズ=ウッズが演じているのだが、ドイツなまりを強調する為やたらとヤーを連発してるのが可笑しかった。これも父と子の絆を回復する物語になっている。アメリカの人はなまら絆を回復する話が好きだなぁ。そんなに人間関係が壊れてるのだろうか??

2004.7/24  『ローポリモデリング 3DゲームのためのCG制作入門』

 ペン入れ作業。目が覚めた時かなり頭痛がした。作業が滞ってはマズいのでアスピリンを飲み、入浴、マッサージチェア、ロイヒつぼ膏とあらゆる対策をした結果、数時間後に痛みが少し治まる。頭痛がした割には作業が進んだと思う。「ローポリモデリング 3DゲームのためのCG制作入門」が届く。前から本の事は知っていたのだが、本屋で出会う事がなかったのでネットで注文しておいた本だ。ローポリとはローポリゴンの略で少ないポリゴンで作った3D。ゲーム用のデータとして使われる省略したモデリングデータで軽く扱えるのが利点だ。モデリングデータ自体を複雑にせず、テクスチャによって細部を表現する。キャラを作ったりしても、モデルデータが重くて作業がきつくなったりする。それで創作意欲を失う事も多い。アニメーションの勉強をするなら軽いデータの方が扱い易い。WEB用のデータを作るのだったら、ローポリもいいかなと思い、この本にすがる事にした。大雑把に目を通したがかなり良い本だ。まずLightWaveの操作説明、簡単なモデルデータの作成、UVテクスチャの貼り方、ボーンによるアニメの制作と順を追って説明しており、入門書としても読み易い。細かく説明がしてあるが、どれも論理的かつ実用的な内容となっている。どんなツールでも最初から難しい事をしようとすると挫折しやすい。まず簡単な事から始めて楽しもうと説いているのもすごく好感が持てる。
 仕事の合間に「刑務所の中」と「座頭市海を渡る」を見る。「刑務所の中」は原作の漫画が大好きだったので楽しみにしてた。漫画家の花輪和一先生が銃砲刀剣類等不法所持と火薬類取締法違反で刑務所に入っていた時の体験談。漫画よりも映画の方がキレイに描かれていると思う。この作品を見ていると刑務所の中も悪くないのかと思えてしまうから不思議。作者の物事の捉え方がとてもユニークで楽しい。ボーイスカウトのキャンプ合宿みたいで、制限はあるものの、その制限すら楽しんでいるように感じる。阿部譲二原作の「塀の中の懲りない面々」よりも淡々としてまったりとした刑務所生活。「塀の中のプレイ・ボール」のように感動的に盛り上げようとしてないカンジがいい。想像力があるという事はとても幸福なんだなぁと思う。「座頭市海を渡る」は殺陣とかストーリーが「七人の侍」の影響が強く出ていると思う。ヤクザが農民を脅して、土地を支配しようとしているところに座頭市がやってきてヤクザ者を倒すというお決まりのパターン。農民の為に闘う座頭市を農民が最初助けようとしないところが、かなり緊張感を高めてて良かった。殺陣は1989年版に近い。宿場街で囲まれた座頭市が隠れたりしながらゲリラ的に闘うところがカッコイイ。すだれの裏に隠れている敵をすだれごと斬ったりしてるシーンがあるが、真剣を使ってるように見える。座頭市は相手が斬り掛かってこないと、相手を切れない。敵から逃げる時のコミカルな歩き方から転じて、円の動きで囲む相手を倒す。このギャップが面白いのだと思う。北野版のスタイリッシュな動きも嫌いじゃないが、やはりこの勝新太郎版の泥臭い動きが座頭市らしくていい。

2004.7/23  『猛暑』

 ペン入れ作業。さすがに暑くてクーラーのある部屋に移動。11畳用のクーラーなのですぐに冷えてしまう。消すとすぐに暑くなるし…。気分転換にスターバックスに行く。フローズンマンゴーほにゃららというのを注文。オレンジジュースにマンゴーの味が軽くついたカンジで結構飲み易い。フローズンなら一度は試したくなるので、いずれ他のも制覇しないと。アイスを大量購入。家の冷蔵庫にはShop99で大量購入した冷凍のブルーベリーで埋まっている。あとアイスと肉。食材を買いだめしてあるので外出する必要がないからいいものの、この暑さは厳し過ぎ。去年の冷夏はどこへ行ってしまったのか…。去年はクーラーの活躍する回数が少なかった。そういえば日当たりもいいので、乾燥機付きの洗濯機も普通の洗濯機と化している。まだ乾燥機は3回ぐらいしか使ってないような気がする。コンピューターも熱くなるのが早いのか、ファンがいつもより回ってるような気がする。G4キューブはファンがないけど大丈夫なんだろうか?ちょっと不安。それにしても熱さってやる気を奪うな〜。熱いって事しか描く事が浮かばないよ。クーラーがきいてるのはいいけど、クーラーばかりに頼ってると体を壊してしまうからなぁ…。この状態がいつまで続くんでしょうか…。

2004.7/22  『座頭市』

 かなり爆睡。沢山寝ては少し起きての繰り返し状態。合間に「座頭市」を数本見る。1989年版が一番好きだが、モノクロの座頭市もいい。兄の若山富三郎との競演が何ともいえずカッコイイ。盲目で居合いの達人の市と片腕で侍のカッコウをしたヤクザ者。劇中も兄弟の設定だが本当に顔が似てる。「座頭市」より「子連れ狼」の方が好きなのだけど、今回数本「座頭市」を見た事でかなり甲乙つけがたくなった。「子連れ狼」はストイックで信念をテーマに描いた作品だが、「座頭市」は人間の孤独とか切なさ、人情をテーマにしている。「子連れ狼」は信念の為に非情であろうとするが、「座頭市」は人情深く人を救うために危険の中に見を投じていくキャラクターである。違いはあるがどちらも魅力的だ。拝一刀の胴太貫を使った立ち回りは豪快でカッコイイが、座頭市の逆手で仕込み杖を素早く振るのもカッコイイ。「北斗の券」の北斗神拳と南斗聖拳のようなカンジ。「子連れ狼」はTVシリーズも含め劇場版と殆ど見たが「座頭市」の方は半分も見てない。「子連れ狼」の敵は怪しげな剣術を使ってくる裏柳生達だが、「座頭市」はヤクザ者か浪人で大勢に囲まれた座頭市が居合いで相手をバッタバッタと倒していくのが魅力になっている。他のシリーズには怪しい敵が出て来るのだろうか?うぅ…全部見てぇ…。DVDBOXが出ているが勝プロの8作品は含まれていない。勝プロ作品が見たいのに…。最近無性に時代劇が見たい。昔TVでやってた若山富三郎の「御金蔵破り」や仲代達矢の「丹下左膳」とかやってないかな。田村正和の「眠狂四郎」、石原裕次郎の「影狩り」とかもいいな。うちの両親は時代劇と任侠映画が好きなので、知らないうちに刷り込みされていたようだ。今、うちの両親は「ロード・オブ・ザ・リング」にハマっている。親子揃ってミーハーである。

2004.7/21  『整理整頓』

 寝る時間が不規則なので、ちょっと体力低下。起きてる時間も夜中でどこにも行けず、とりあえず本の整理整頓を。雑誌をScanSnapで一気に取り込み、必要な部分だけを切り取り保存。スキャンしておけば捨ててもデータの方を読む事ができるので安心。滅多に読み返す事は無いのだけど、参考にしたい時に無いとショックなので。3D関連の雑誌を整理しているといろんな記事を見つける。その記事に触発されて、また3Dを制作する事に。途中までのデータがゴロゴロと出て来る。あとちょっと設定すれば完成ってカンジのばかり…。まとまった時間が取れずに途中で止めたモデルは、どこから手をつけていいかわからなくなってる。で、また最初から作り直したりしてるので、だいたい同じ所で中断されたカンジに。ダメだこりゃ。今月はHPの更新をしようと思っているので、一つぐらい完成させようかな…。そういえばプラモデルもかなり溜まってるな。中途半端な休みしか取れないので、そういう時はゲームをしがち。ゲームも面白いけど、ゲームのスキルアップばかりしててもなぁ…。もう少しお仕事に活かせるスキル上げておかないと。とは言っても体力が落ちている時は頭を使う事ができず、とりあえずゲームしてしまうのであった。「遊星からの物体Xエピソード2」を。洋ゲーとはいえ、難しすぎじゃないかコレ?体力回復が少ないんだよなぁ。これは途中で投げ出してしまうかも…。難しくても「トゥームレイダー」みたいにどこでもセーブができれば少しずつでも進める事ができるのに、セーブポイントがまた遠い…。うぅ…外人はコレを楽々クリアしてんのかな?ネットで対戦すると後ろに素早く回り込む奴らばかりだからな…。

2004.7/20  『昼夜逆転』

 ネーム作業を終わらせる。ぶんか社の西永編集長から「コミックまぁるまん」用の原稿は1ヶ月分ずらして、次の月から再開との事。先月、コンビニ置き雑誌にシールをつける件で大変なのだと思う。シールで閉じる事で売れ行きがどうなるのかも気になる。シール貼りの影響は結構大きく、シールをつける事でコストが見合わないと判断された雑誌は廃刊になったりしている。コンビニ置きの雑誌が減るという事は、漫画を描く場所が減るという事だ。当然、アダルトコミックを読む機会も減る。コンビニという多くの人が利用する施設に漫画が置かれなくなると、ますますアダルトコミックを読まれなくなる。ただでさえアダルトコミックはインターネットや映像メディアの普及によって衰退している感じなのに…。アダルトメディアをゾーニングによって、低年齢の目に触れなくする事の意味はわかる。ただ、これだけインターネットが普及していて、誰でも簡単に無修正の画像を手に入れたりできる時代だというのに、そうする事でどれだけの効果が得られるというのだろうか?ちょっと時代錯誤なカンジがする。アダルトメディアが低年齢層にどれくらい影響があるのかはわからないが、もしアダルトメディアの数が性犯罪に関連するならば、性犯罪の数は増えていなければいけない。しかし、実際には減っているというデータがある。事実かどうかは知らないが、産婦人科の先生が不能になったりすると聞いた事がある。全員ではないだろうが、見すぎると逆に萎えてしまう人もいるんじゃないか?見えないから興味をあおるわけで、逆に見慣れてしまえば刺激が無くなるという事もある訳で…。
 昼夜逆転状態。暑いからどこかに出かけるという事も無いのだけれど、買い物に行く事ができないので困る。コンビニや99ショップのように24時間やってる店もあるのだが、夏休みに入るとかなりガラの悪いお子様がウロウロしてて、ちょっとデンジャラス。しょうがないので家にあるもので食事をして、ゲームや映画でダラダラ過ごすしかない。去年はプールにも行かなかった気がするな…。前はとしま園の年間パスポートまで買っていたというのに。映画館にも行きたいが、時間がずれてて映画にも行けない。夏休みに入るとどこも人で溢れかえっているしな〜。

2004.7/18  『美術館』

 引き続きネーム作業。そろそろHPも更新しないと…。TVでジェンキンスさんが日本に来た事をずっとやっていたので、韓国ではこのニュースがどう扱われているかを知るため韓国のYahooを見る。OSXになってから外国のページがちゃんと表示されるので、海外のサイトをよく見るようになった。言葉がまったくわからない国でもExciteの翻訳ページやOSXのシャーロックを使って大雑把な意味を知る事ができる。大雑把に見た感じだと大きくは扱われていないようだ。韓国で19人を殺した猟奇殺人事件の記事があった。裕福な老夫婦やマッサージの女性を含め19人を殺した犯人が捕まったのだが、余罪もあるようで追求しているとの事。その犯人は裕福な家に入った時も金品は奪わず殺人のみを行っている。社会に敵意を抱いており無差別に殺人を行ったようだ。小学校に押し入った宅間被告のような反社会的な殺人者というのは、どの国にもいるんだなぁ…。翻訳サイトの訳では、かなりキツイ表現が出てきたのだけど、韓国のニュースでは激しい表現が好まれているのだろうか。言葉のニュアンスというのは、その国の言葉を知らないとわからないからなぁ。ユンソナの韓国語入門でも買ってこようかな。
 美術館の特集をTVでやっていた。その中で美しく見える数学的な比率について触れていた。ピラミッドの高さと幅の比率が1:1.6、ミロのヴィーナスにもこの比率が随所に取り入れられているという事だ。顔の横幅と顔の長さ、頭のてっぺんからへそまでの距離と足までの長さ、股下から膝までの長さとかかとまでの長さ…など他にも沢山ある。…なんか無理矢理っぽいな。さらにミロのヴィーナスはどの角度から見てもS字の流れができるように構成されているという。これはエロスを強調する為と言われているそうだ。…なんかこじつけっぽいな。昔はこの手の美術書を読むのにハマってた事があって、黄金比とかについても読んだけど、どうも素直に信じる事ができない。まぁ、なんとなくそういうのってあるのかもな〜ってカンジではあるけど。美術館の特集を見て思った事は、昔の美術品というのは、とんでもなく贅沢なものだったということだ。なんといっても画材ひとつが高い。ひとつの色を作り出す為だけでも、すごい苦労が必要だった事がわかる。宝石を砕いて作る色もあり、絵の具が黄金と同じ価値があったりするのだ。女性を描くのでもモデルを雇わなくてはいけなかったりする。しかも複製技術というのは無いから、実物を見るしか無い。当時の人が教会に飾ってある絵を見るというのは、最新のSFXの映画を見るような驚きに満ちたものだったに違いない。そういう想像を膨らませると絵の見方って変わる。美術鑑賞には見る側の教養や想像力が必要なのだなぁと思った。

2004.7/17  『WWE SMACKDOWN! THE GREAT AMERICAN BASH'04』

 ネーム作業。「K1 WORLD GP 2004 IN SEOUL」を見る。GPは子安選手の試合は面白かったが、後はちょっと泥臭い試合が多かった。ジェロム=レ=ヴァンナの復帰戦もあったし、レミー=ボンヤスキーの試合もKOだったので良かったので退屈はしなかったけど、ちょっと盛り上がる感じに欠けた感じはした。う〜ん、何でだろう。やはりプロレス的な対立関係がないからかな…。
 WWEの特番「 THE GREAT AMERICAN BASH'04」を見る。今月は特番が3つもあるので大忙し!ミステリオVSチャボ=ゲレロはミステリオが足をケガしながらも、ちゃんと大技を全て決めて勝利。いつも思うがスゴイプロ根性だ。RVDがめずらしくコーナーポストに上る時に足を滑らせていた。こういうハプニングがあるのもライブのいい所だ。今回メインにはこなかったがエディ=ゲレロVSJBLのブル・ロープ・マッチはユニークで面白い試合だった。選手の両手をロープでつなぎ、4隅のリングコーナに連続してタッチすれば勝利。自分でロープを外す事以外反則裁定は無しというルール。以前もオースチンとカートが4隅のスイッチを連続で押したら勝利というルールの試合があったが、それにロープが加わるだけでかなりゲーム性が増した。片方の選手がロープをしっかりと引っ張れば相手はスイッチを押す事ができない為、スイッチを押すのが難しいのだ。ロープの使い方もいろいろあって面白かった。ロープによる首締めはもちろんの事、ロープについたカウベルで殴ったり、ロープで相手の足を引っ掛けたりといろいろ。スペイン語実況席も壊して、客席からは「HOLY SHIT!」の声が!イスの打撃によってJBLがまたも流血したが、それ程ハードな試合にはならなかった。しかし、展開はシーソーゲームで良かったと思う。メインマッチならもっと長くて熱い試合になっただろうに…。オチも結構面白かったと思う。最後はポール=ベアラーを人質に取ったポール=ヘイマンとアンダーテイカーの確執にオチをつける展開。ポール=ベアラーがセメントで埋められてしまったのは可笑しかった。今後の展開が楽しみ。
 今日の武道館の試合では最後にテイカーのマイクパフォーマンスがあったみたいだ。く〜、マジで行きたかったッス。現地でもないだろうに…。あと、エディの技が沢山見れるのも今日の方が多かったようだ。そのヘンがちょっと残念だったなぁ。余裕があれば2日とも行きたかったのだけど。

2004.7/16  『WWE SMACKDOWN! AT THE BUDOKAN...RETURN OF THE DEADMAN』

 時間のズレを修復する事が叶わず、結局睡眠不足のままプロレス観戦に向かう事に…。まずは握手会!ショー=フナキ、ジョン=シナ、スパイク=ダッドリーがお目見え!目が覚めテンションが上がるッス!握手と写真撮影を。前回のカートの時もすごく緊張したが、今回も同様。インタビューでいろんな裏話が聞けて面白かった。それにしてもフナキとシナは兄弟みたいに仲がいい。トレーニングも一緒にしていると書いてあったのだけど、ここまで仲がいいとは!時間もキッチリしてたので良かった。開場まで少し時間があったので昭和館へ。展示室でいろいろ見る。玉音放送は全文聞いたのは初めて。結構長い放送だったんだなぁ。戦時中の映像が沢山見れるので、結構楽しめる。あと、とても涼しくて快適。そして、ブドゥーカーンへ。今回は戦力不足を少し感じていたので、どうなるのかかなり心配だった。マッチメイクも頻繁に変更されていたし。最初はフナキVSスパイク!クルーザー級のスピード感ある試合でテンポが良かった。フナキは最近かなり体つきが良くなったと思う。続いてビリー=ガンVSマーク=ジンドラック戦。かなり間近で見る事ができたが、ジンドラックの体はかなりキレててボリューム感もある。スピード感のある試合の次は体格のいい選手によるパワーレスリング。体格がいいのでリングの音がもの凄い。ビリーもジンドラックも体が大きい割にはスピードも早い。ジンドラックは軽くトップロープを飛び越えていた。展開も早めで良かったと思う。そしてジェイミー=ノーブル & チャボ=ゲレロ vs RVD & レイ=ミステリオ戦。ミステリオのジャンプ台が無いのは寂しいので、次回ぐらいにはぜひ!前半はミステリオが二人掛かりでやられていてRVDが助けに行こうとするがレフェリーに拒まれるという基本形。ミステリオが二人に619を決めたり、ファイブスター・フロッグ・スプラッシュとスプリングボードを同時に決めるところが見れて大満足。ヒールではあるがチャボの運動神経の良さには驚かされた。身軽な所をさりげなく見せていて素晴らしい。ノーブルは前のズボンが良かったな…今のパンツはちょっとワイセツ。スパンキーくらいセクシーだといいんだけど…。チャーリー=ハースVSルーサー=レインズ戦。ハースはミス・ジャッキーと同伴出勤。今回はリコがいなくてちょっと残念。ルーサーはスーツを着てカートを押して登場したころから気になっていた。脱いだらスゴイんですッ!特技は体ですッ!やられ方もいいカンジ。途中、車イスのカートの妨害があったが、アリーナだとちょっと見づらくて残念。ハースはデビュー当時から出来上がってる位上手い選手。これから人気も上がっていくといいな。元相棒のベンジャミンもがんばってるし。そしてダッドリーズが入場して…鐘がッ!!鐘が鳴って立ちこめるスモークッ!青い光に照らされて…あ、あのお方が…。うぉぉ〜、待ってたよッデッドメ〜〜〜ン!!デカイッ…神々しいッ!うわッやべッ…鳥肌立っちゃったよッ!歩いて帽子脱ぐだけで、これだけ客を魅了するお方がいただろうか、いやいない(反語)!いかん…テイカーに合わせて白目向いてたら、少し見損なっちゃったよッ!ダッドリーズはわかりやすい演技派なトコを見せて、テイカーの凄さをあおる。テイカーのトゥームストーンも見れたし、決めポーズも見れた!超満足!少し休憩を挿んでジョン=シナVSレネ=デュプリー戦。シナがジャイアンツ時代の王のユニフォームを着て入場。ナベツネSUCKS!と日本の野球業界を斬る。フナキの仕込みなのかッ!?前回はヒールだったのでタイガースをけなしたシナだったが今回はベビーでの登場!出世したな〜!そこにデュプリーが!フィーフィーは海を超える事叶わず。デュプリーお得意の相手を馬鹿にしたポーズも見れたし、クロスボディを受け止めてのFUも見れて満足。続いてスタンボリ&ナンジオ vs キッドマン&ロンドンのタッグチームタイトルマッチ!ロンドンはスパンキーと組んでいた頃から弾けてて良かったが、今回の試合でも大活躍!フィニッシュムーブのファイヤーバードスプラッシュは自分の目を疑ってしまう程、キレイでカッコイイ技だ!あとはキャラさえつけば…。そして、トリー=ウィルソンVSドーン=マリーのディーバ戦。前半かなり重いトリーの攻撃がドーン=マリーに決まるが最後はロープを使ってドーンが勝利。途中トリーの動きが怪しかったのでケガでもしたのだろうか…。そしてメインマッチはJBLVSエディ=ゲレロのヘビー級タイトルマッチ。特番みたいに血まみれって訳にはいかないだろうから、どう盛り上げて行くのかちょっと不安だった。オーソドックスな展開で試合が進む。途中レフェリーの目を盗んでイスが出るもちょっと決めてに欠けるカンジが…。そこにカートが登場して、なんとギプスを外して妨害攻撃!ここでゴングが鳴って試合終了…しかしそこに鐘がッ鐘が鳴るゥ〜〜〜ッ!テイカーキタ〜〜〜ッ!さらに大勢乱入ッ!テイカーが次々倒しまくりッ!さらにそこにMoneyの曲がッ!シェーンOマック、キタ〜〜〜〜ッ!しかも明日カート&JBL VS エディ&テイカーのタッグチームやるってかッ!ガビーンッ、土曜日は仕事で行けないんだよぅぅぅ〜〜〜〜ッ!大満足な一日だったが、ワタシはこの出来事で100年分の涙を流しましたッ!てっちゃん先生と待ち合わせて試合の事を話しながら帰る。うぅ、明日はカートの最低でも金、最高でも金の復帰戦が見れるとはッ!てっちゃん先生ッ、明日は絶対メインマッチだけでも見てきて下さいよぅ〜〜〜ッよ〜〜ぅ、よ〜〜〜ぅ、よ〜〜〜ゥ……と心でこだまするのであった。

2004.7/15  『神宮寺三郎VS物体X』

 

 時間がずれていて頭がボ〜っとしていたので、今日はゲームをして時間を過ごす事に。PS2版の「神宮寺三郎KIND OF BLUE」と「遊星からの物体Xエピソード2」の出だしを遊んでみる。「遊星からの物体X」は3Dでちょっと操作がややこしく感じたので「神宮寺三郎」で遊ぶ事にした。操作が変わらないゲームっていいねぇ。見慣れた画面が出て来ると懐かしい街に帰ってきた気分。前回は洋子くんを解雇してしまったので、自堕落な生活を送っている神宮寺。すさんでるな〜、いきなりテンション下がるよ。いつでも気軽に止める事ができるので安心。最近すっかりライトゲームユーザーと化してるな…。「攻殻機動隊S.A.C」の隠しを教えてもらったので、試してみる事に。おぉ…こんなところに…。テンションが下がっているせいか、3Dゲームをやって肩が凝ってしまった。マッサージチェアに座ってダラダラ過ごすとテンションが少し回復。今日は休みにすると決めていたので、仕事以外の事でもするか…。オレは手元にあったマウスをいじり始めた…(神宮寺風)六角大王でとある格闘ゲームのキャラを作ってみる。かなり大雑把ではあるが、1時間程で顔のカタチに。まぁ、今日はこのぐらいで。しかし、今日は買い物ぐらいには出ようと思ったけど、雷はなるは夕立は降るわで外出できず…。素直に仕事してた方が良かったかな。
2004.7/14  『生涯学習?』

 漫画屋に4色カラーの漫画原稿を届けに。遅れていたので午前中に…。家に帰ると留守電にデータも入校して欲しいとの指示。最近は漫画屋でもデータで色調整するようになった。表紙は毎回3通り提出しているのだが、前回の表紙では上半分と下半分の画像を合成して使ったらしい。塩山編集長の意向でいつもA3サイズで3枚光沢紙に印刷して提出しているのだが、データの方を使ってるんだったら小さいサイズで確認用だけ出力すればいいんじゃないだろうか!?今まではプリンターで出力した方を取り込んでいたようなので、出力サイズを大きくする必要があった。プリンター出力する時に色が合わなくて何度も出力していた。それで原稿を提出するのが遅れた事も多々あったのだけど、そういう事もなくなるって事なのかな?塩山編集長は今までのやり方を変えるのが苦手なタイプなので、たぶん当分今まで通りに出して欲しいと言うカンジはする。印刷所がデータで扱ってるならデータ入校でいいと思うのだけど、編集のやり方で難しいところはあるのだろう。以前からカラーを8Pじゃなくて4Pにした方がいいと提言していたが、やっと最近4Pになって負担が軽くなった。たぶん他の作家さんも同じように感じると思う。塩山編集長はHPでお役所批判してる割にやり方がお役所っぽい。今まで通りのやり方を変えるのが好きでは無いのだとは思うんだけど…。自分もこれから年齢を重ねていけば、自分のやり方を変えるというのが難しくなっていくのかもしれないな。慣れたやり方を捨てて新しいやり方に挑戦するというのは大変な事だ。最近は時代の変化が激しいのでいろいろな事を覚えていかなくてはいけないし。生涯学習ってやつ?
 今日は仕事を少しお休みにして本を読む事に。「相対性理論を楽しむ本」はかなり前に書店で見かけて買った。はっきり言って数学、物理、科学はめちゃくちゃ成績が悪かった。SFが好きなので興味はあるのだけど、数式を解くというのが本当に苦手。だからこの手の読み物ぐらいが丁度良くていい。最近、難しい学問を分かり易くしようとした本が沢山出ている。学校の教科書より分かり易いし、なんといっても楽しい。歴史の教科書よりもヒストリーチャンネルとかを見た方が楽しいと思う。勉強は最初に興味を失わせないようにするのが重要だと思う。興味が湧かない事を無理に詰め込もうとしても頭に入るわけがない。この手の本を読む度に、勉強がつまらないんじゃなくて、単に学校の教科書がつまらなかったんだなと思う。

2004.7/13  『液晶用透明フィルム』

 松文館に原稿を届けに行く。高田編集長からネームに関するアドバイスを受ける。リアリティやニュアンスを出す為にいろいろ取材してみる事を薦められる。実際の会話を聞いたりする事で、話し方や考え方が自然に身に付くという事だ。夏休みも近いので、街に出てファーストフード店などでの会話をこっそり聞いてメモするつもり。今まで絵の事ばかりに気を使いすぎて、こういう目に見えない部分に気を使わなすぎていたという事だ。本やTVばかりを参考にしていては嘘くさくなってしまう。実際に人間というのはあまり論理的に行動している訳ではなく、感覚的に生きているのだと思う。だから、頭でずっと考え込んでいてもリアリティというのは生まれてこないのかもしれない。寺山修司ではないけれど「書を捨て町に出よ」という事なのだろう。この日記を読んでもわかるが、頭でっかちな人間だなぁとつくづく思う。
 ネットで買った「液晶用透明フィルム」が届く。普通の液晶をどこぞのメーカーのスーパーシャインビュー液晶みたいに変えるシートだ。そんなシートを貼ったぐらいで液晶がキレイになったりするのかよ…とか思いつつも、早速iBookG4に装着!ははは…やはりそんな訳…ぬぉ!?本当にスーパーシャイン液晶みたいになってる…。スーパーシャイン液晶というのは、たかだか表面のフィルムが違うくらいだというのか…。「小僧、お前が買ったのではないぞ、シートの性能ということを忘れるな!」と一人でほくそ笑みながら、液晶のキレイさにうっとり。「そんなに良い物なのですか?」「あの壷はいい壷だ〜!」というセリフが頭の中を駆け巡る。人によっては好き嫌いがあるかもしれないが、光沢紙に印刷したようなカンジで素敵。ただ反射するので、チラツキが気になる人もいるかも。Lavieにも着けよう。最初、Lavieを買う時、シャインビューにしようか悩んだのだけど性能がショボかった為、3Dカードの性能が良くて液晶が良くない方を買った。これで画面は最初から欲しかったシャインビューと同じじゃ〜い!コンビニで買い物する時、レジのシャインビューが羨ましかった…。なんだよ〜たかだか光沢フィルムだけの差じゃないか〜。してやられるとこだったぜ…、ふう。

2004.7/12  『PSP』

 ひさしぶりにライトウェーブで作業したら、操作を微妙に忘れていて手こずる。いろんなツール使ってるからややこしい。グラフィック系のように操作をある程度統一して欲しい。アイコンとか操作方法の著作権争いはもう止めてくれないものか…。どこかがフォーマットをフリーにしてくれるといいんだけど。コミックスタジオの3DLT機能はモノクロの線と影しか対応していない。最近はインテリアデザイナーとかで作った背景をエッジのポスタリゼーションで処理しているのだけど、その背景と並ぶとやはり違和感を感じてしまう。そこで仕方なくライトウェーブで出力した背景を使う事にしたのだけど、ちょっと手間。レンダリングが早いのが救いではあるけど。
 選挙結果についてTVのコメントを見るとだいたいが自民党敗北と報じている。選挙前にアンケートを取った結果、自民党の年金案とかについての賛否では反対が70%とかだったりするのに、選挙結果でいうとおおむね半分ぐらいの人が与党を指示している。不思議だ…自民党の意見には反対なんだけど、とりあえず自民党に入れておこうって人が多いって事なんだろうか?それともアンケートを自民党を指示しない人からだけ取ったとか…まぁ、そんな事は無いだろうけど。選挙前になると選挙資金を得る為に株の売りが増えるので株価が下がる。選挙が終わったので回復していくのだろうけど、どこまで戻るのだろうか?最近はいろいろな製品が出ているが、それらが売れてくれれば株価はさらに上がって行くという見方をしてる人もいる。オリンピックもあるし。ただ、前回はプラズマとかが思った程売れなかったようだが…。DVDレコーダーはフナイ製とかだと2万って商品もあった。これぐらいの価格ならビデオの代わりにDVDレコーダーを買おうって人も増えるのではないかと思う。ビデオテープよりDVDメディアの方が安くなっていくだろうし。そういえばTVでソニーのPSPが公開されていた。思ったより液晶が大きくて、画面も奇麗。持ちやすいと言ってる人もいたし、結構いいかも。USBでいろいろなパーツをつける楽しみもあるようだし。携帯ゲーム機っていうよりPDAとかに近い感じはする。メモリースティックとかに住所録が記録できるとか、最初からPDAに近づけて欲しかった。それならPDAの代わりに買うって人も多かったんじゃなかろうか。夫婦の場合、奥さんに仕事で使うって言えば買い易い。実際、対象年齢は高いような気がする。子供はやっぱり任天堂の買うだろうから。やっぱポケモンには勝てないッス。こういうハイテク物に弱いので、たぶん買う事になるだろうけど、アドバンスとかもあんまり使ってないんだよねぇ…。だって、外出しないもの…。

2004.7/11  『選挙』

 背景素材をライトウェーブで作成。結構手間がかかるが、今後も使えるという事を考えるとちゃんとやっておかないと…。で、仕事の合間に参院選に投票しに行く。あまり賑わってはいなかったが、事前投票した人も多いのかもしれない。TVで選挙速報を見ていたが、今回は民主党が大躍進するという結果に終わった。この日記を書いている時点では、議席をひとつ残すという状態で民主党が50議席で自民党が49議席。残り1議席が自民党に入らなければ、民主党が首位という事になる。与党としては勝利だが、やはり51議席を確保できていない自民党は苦しい立場にはなる。小泉内閣は続投という形だが、すぐ後ろに民主党が見えている状態ではかなり厳しい。民主党と他の野党を合わせると過半数を超えるので、今までのように与党だけで採決を取る事はできない。思ったよりいいカンジじゃないだろうか。正直、民主党の岡田代表では今回の選挙は苦しいんじゃないかと思っていたのだけど、ここまで議席数を伸ばせるとは予想外だった。公明党も議席を予定通り確保できたようなので、自民党へのブレーキの役割をもっと果たして欲しいなぁと思う。韓国の選挙も、アメリカの選挙でも票が微妙な差で2分されている。この形がいいのかはわからないが、一方的に物事が決められないというのはいいのではないかと思う。最近、プロ野球の話題がTVを賑わしているが、オーナーサイドの一方的な決定をみると、あまりプロ野球を見ない人間でも不快に思う。日本はやはり閉鎖的なカンジがあらゆる所に残っているのだと感じさせられる。話し合う事が嫌いだとしか思えない。上の人間が高圧的な態度で物事を一方的に決めてしまう。下の人間も上からの命令に従う事に慣れすぎてしまっていて、反抗する力を失っているような気すらする。あきらめムードが漂ってて気怠い。今回の選挙はそういうムードを少しだけ吹き飛ばしてくれるような気がした。選挙速報見てると「三枝の国取りゲーム」で接戦の時みたいで良かった。スポーツでも僅差で競ってる時が一番面白いのだと思う。

2004.7/10  『SEX AND THE CITY』

 ペン入れ作業終了。肩凝った…。最近はドラマやアニメを続けて見る事が多いので、日記に感想を描く事が少なかった。同じ作品のコメントを何度も書くわけにはいかないし…。で、今日は新しく見始めた「SEX AND THE CITY」!前に少し見た事があって、面白いとは思っていたのだけど、最初から見ていないので、どうしても継続して見る気がしなかった。今回WOWOWで一挙放送してくれたので、まとめて見る事に。「ブリジットジョーンズの日記」、「アリーマイラブ」とキャリアウーマンの女性をモチーフにした作品は増えている。仕事と結婚という選択を迫られている女性達をいろいろな角度から捉えているところがすごく面白い。女性キャラクターもいろいろなタイプを揃えていて、とにかくバリエーションが多く、一話に盛り込まれている内容の密度が濃い。主人公が「SEX AND THE CITY」というコラムを書いており、全体が主人公のナレーションで進むのでテンポがいい。「ブリジットジョーンズの日記」も独白がうまく使われていた。そういえば「ブリジットジョーンズの日記」は続編が作られるようである。日本でも「負け犬の遠吠え」が売れているから、やはり関心事なのだと思う。「ハッピーマニア」や「だめんずうぉーかー」も女性の恋愛をかなりシニカルな視点で描いているが、やはりこれは絵空事の恋愛よりも、リアリティがある恋愛話の方を好む人が増えているという事なんだろうか?話としては、かなり痛い話が多いのだが、コメディ色を強める事で笑い話に転化している。綾小路きみまろの漫談も老人をテーマにシニカルなネタで笑いを集めているし、こういう皮肉をきかせた話が人の心を掴むのかもしれない。「SEX AND THE CITY」を見ていると、仕事をバリバリこなすキャリアウーマンがブランド物を買いあさったり、年下の男とつきあってみたりと、日本とあまり変わらないカンジがする。モデルにハマる男とかも出てきて、男の方もあまり変わらないようだ。その行動に対する主人公の感想や評価がとても面白くて良かった。毎回、ちゃんとテーマが決まっていて、いろいろなパターンで見せてくる。それもちゃんと起承転結がついた形で、ドラマとして見せているというのが素晴らしい。かなりいろいろリサーチして作ったんだろうなと思う。非常にワイドショー的な作品だが、かなり分析されていて良質の作品だ。続けてずっと見ていたが、飽きないで見る事ができた。やっぱり人間観察って面白いんだよねぇ。

2004.7/9  『MODELA』

 2日で1日モード。ペン入れ作業を続ける。さすがに昼は暑くて作業にならないので、なるべく夜になってから作業をするのだけど、夜も暑くて作業にならない。仕方が無いので途中でお風呂につかったり、クーラーをつけて本を読んだりして休憩を取りながら作業を続ける。そんな中、この間注文しておいたローランドの「MODELA」が届く。立体物を3Dデータとして取り込んだり、3Dデータをドリルで削り出したりしてくれる優れものだ。これでスカルピーで作ったドールの顔が大きすぎた時に小さく出力したり、手とかのパーツを右手だけ作っておいて反転したりできる。小さいパーツをフルスクラッチするのも楽になる夢の道具だ。3Dのデータを作るのにも役立つ。長く使える道具には投資しないと。「何故道具を使う…」と若き日のケンシロウに言われそうだが、便利な物は使いたいッスよ。基本的に腕があれば、そんな道具なんてなくてもたぶん上手にできるのだと思う。ただ、そこまでに到達するまでの時間を考えると…。急がば回れというけど、回る余裕がある年齢じゃありません…ヒロシです。いや、「笑いの金メダル」見てたんで、つい…。最近はコンピュータ関連の機材がいろいろ出ていて、それによって作業環境が大きく変わる。アニメ業界もセル画に変わってデジタル着色になり、撮影技術も大きく変わった。漫画もデジタル化が進み、最近では雑誌の中に少なくてもひとつはデジタル作品が見られる。音楽は早くからコンピューターが導入されているし、写真もデジカメが主流になりつつある。もちろん、アナログの技術というのは貴いし、これからも必要とされる技術には違いない。結果を得る為に覚えなくてはいけない事が少なくなる事で、より多くの人がクリエイティブな作業をしやすくなるのは、とても良い事だと思う。自分が今漫画を描いていられるのもデジタルの技術があればこそだ。自分の技術の足りなさをデジタルの技術が埋めてくれる。技術=クリエイティビティでは無いけれど、技術に対するハードルが低い事で、より多くの人がクリエイティビティを発揮できるようになる。昔だったら、コツコツ技術を習得する為にやらなければならない事をデジタルが代わってくれるのだ。技術習得にかかる時間を、創造性を発揮する事に使えるというのは素晴らしい事だ。ただ、自分がそこまでクリエイティブかどうかは疑問だ。

2004.7/7  『K-1 WORLD MAX 2004』

 松文館の下書きにO.Kが出たので、漫画屋の4色カラー原稿の下書きを進める。今日は楽しみにしていた「K-1 WORLD MAX 2004」!今回の試合はどの試合も見所たっぷり。第1試合の小比類巻VSザンビディス戦は大方の予想では、ザンビディスが小比類巻の膝で倒れるとの事だったが、実際にはザンビディスがかなり健闘した。身長差がかなりある為、ザンビディスが得意とする顔面へのパンチは当たらないと思われていたが、ジャンプして殴り掛かったり、飛び膝蹴りを狙う等でいい試合をしていた。残念ながら決定打が無かった為、小比類巻の判定勝ちとなった。第2試合のプアカーオVSジョン=ウェインの試合はTVではダイジェストでの放送だった。ジョン=ウェインのストレートがどれくらい有効だったか見たかったんだけどな…。判定でプアカーオの勝利となった。第3試合の魔裟斗VSナラントンガラグ戦はかなり楽しみにしていた試合。ナラントンガラグはクラウスからパンチでダウンを奪っている。そしてかなり変則的な蹴り。トレーニングでは壁に板を設置して殴り続けていた。試合前のデモンストレーションとして十分盛り上げてくれたと思う。試合でもかなりいい展開を見せてくれた。魔裟斗のローキックをかなり受けていたが、ひるむことなく攻撃を続けていた。魔裟斗もパンチを受けて右目を腫らし、後ろ回し蹴りをボディにかなり受けていながらもひるむ事なく攻撃していた。魔裟斗は今回かなり体もしまっていて、フットワークも軽かった。この試合ではアウトボクシングでスピードを生かして闘っていて、パンチもかなり精確だったので良かった。魔裟斗は不本意だったと思うが、判定で勝ち進んだ。ナラントンガラグの次の試合も楽しみ。第4試合のクラウスVSガイダルベコフ戦も楽しみだった。ガイダルベコフもパンチを得意とする選手でかなりいい打ち合いになると思っていたが、それ程激しい試合にはならなかった。それでもお互いにいいパンチを入れていていい試合だったと思う。ボクシングの試合といってもいいくらいパンチがメインの試合だった。第5試合の小比類巻VSプアカーオ戦。プアカーオの圧倒的な膝蹴りにより小比類巻はKO負けを喫した。プアカーオは凄まじい連打が持ち味。ガオランやサゲッダーオより強いように思う。年齢も22歳と若いし、肘打ちが無くても十分強い選手だ。これで肘も使えたら敵無しでは無いだろうか…。第6試合のクラウスVS魔裟斗戦。魔裟斗は腹と右目にダメージを受け、クラウスは鼻にダメージがあり、お互いが手負いの状態。クラウスは相変わらずパンチのみの攻撃に徹していたが、魔裟斗の方はローキックとパンチをうまく使い分けていた。途中、カウンター気味に入ったパンチでグラッときたクラウスをラッシュで追い込み、魔裟斗がダウンを奪った。結局このダウンで魔裟斗が判定勝利を納めた。そして決勝戦は、かなりダメージが残った魔裟斗と殆どダメージが無い状態で勝ち進んだプアカーオが闘う事となった。魔裟斗は両目にかなりダメージを受けており、かなり距離感がつかめなかったのだろう。なかなか決定打となるパンチが当たらない。ボディにもダメージが残っている状態で、プアカーオの膝蹴りをかなり受けていた。途中から体が自然とよじれていた所を見ると、相当痛いのだろう。一度だけパンチでプアカーオがよろけたが、全体的にプアカーオのペースだった。3Rが終わった時点で試合を終わらせて良かったのではないかと思う。それくらい一方的な試合だった。延長も含めてダウンも取られなかった魔裟斗に拍手を送りたい。本当によく堪えたと思う。今回はかなり体が締まっていて最後まで体力が持つか心配だったのだけど、そんな事も無く最後までいい動きだった。それだけに残念。プアカーオと魔裟斗のワンマッチがぜひ見たい。半年後ぐらいにやってくれないかなぁ〜。うわ、超見てぇ〜。

2004.7/6  『鉄のドンキホーテ』

 2日で1日モードで下書きを終了。松文館のFAXが不調でしばらく繋がらず原稿が遅れず。別の番号を教えてもらいネームチェックを受ける。分かりづらい部分とオチの修正を受ける。今回は最初にハード系のロリで考えていたが、ラブラブな話に変えてしまった。そういう事もあって、ネームの流れが悪かったのかもしれない。高田編集長は読後感を大事にしている。あと、アダルトなシーンよりもキャラクターの設定を練り込む事を重要にしている方なので、その辺の指摘も受けた。次回からはもっと物語を練り込んでいかないといけない。今後の課題は多いなぁ…。まぁ、単にヘタなだけなんだけど…。細かい指導を受ける事でもっと上達したいと切に願う。
 息抜きをする為にドンキホーテへ。かなりいろいろ揃っているので見ているだけでも楽しい。肩こり解消グッズや珍しいお菓子、細かい物をいろいろ買い込む。途中に99円ショップもハケーン!24時間なので夜中でも大丈夫。生活サイクルが不規則なので24時間営業しているのはとても嬉しい。韓国みたいに24時間営業のデパートとかあるといいんだけどなぁ。24時間遊べる場所があるといいとは思うが、たぶんガラが悪い人が沢山集まっていそうで怖い。最近は夜に外出はちょっと危険なカンジがあるから。前の部屋と違って広くはなったから、家にずっと居てもあまり気にならなくはなったのだけど、家にこもり過ぎは良く無いかもなぁ。ネットで買い物が出来すぎるのも、家にこもる原因になってるとは思うが…。

2004.7/4  『バッドブラッド』

 下書きを続ける。やる気が下がった時は軽く運動をしたり、黒酢を飲んだりするといつもの調子に戻る。森田療法は毎日の生活を規則正しくする事で精神状態を回復させるというもの。何もしないでダラダラしすぎると、体も運動不足で動きづらくなり、血流が悪くなる事で頭の回転も鈍くなっていく。オーバーワークだと体も頭も疲れて動かなくなる。こちらは静養が必要。今の自分はこれぐらいの事で弱ってるなどと認めたくは無いが、たぶんオーバーワーク気味。そんな状態でWWEの特番「バッドブラッド」を見る。メインマッチにはならなかったが、ベノワVSケインは熱い試合だった。RAWの試合というより、SMACKDOWN的な試合。ベノワがケインの足を徹底して攻撃し弱らせ、スープレックス、関節技を決めて行く。小が大を制するのが見所の試合だが、カートVSテイカーのように関節技の取り合いみたいなシーソーゲームにはならなかった。ケインはテイカーのように関節技は得意ではないので、パワーで圧倒するしかない。その辺がちょっと残念。PPVでのHBKとHHHの遺恨試合はこれで4度目。一勝一敗一引き分け。今回はヘル・イン・ア・セル。今回はイス、テーブル、ラダーとあらゆるギミックを使って技の応酬。この二人の試合に流血無しなどあり得ない。結果は書かないが47分の激闘で、満腹満足。こういう試合を日本の会場で見たいよッ!ハウスショーで難しいのはわかるんだけど…。やはり、ここまでの試合をやるからメインイベンターなのだ。メインイベンターになりたかったら、ここまでの試合をして周りを納得させないといけない。体を張って自分の実力を証明しないと、観客も納得しないだろう。存在証明というのは自分で勝ち取るものだと、この試合は教えてくれた。ロックVSオースチンがメインイベントの頃は、二人がハードなやり取りをして、決着がつかない状態で誰かが乱入、もしくはハプニングが起きるというのが定番だった。最近はそれよりちょっと前の状態に近くて、二人が死力を尽くして相手を潰し合うというパターンに戻っている。プロレスではアングルが重要だ。ショーンとブレット=ハートのアイアンマンマッチもアングルの盛り上げ方が上手かった。こういう確執みたいなものは、ライターがアングルを作っただけでは生まれてこないと思う。やはり、どこかに選手の気迫みたいなものが必要になってくる。次にこのレベルの展開が生まれるのはいつになるのだろうか。早くオートンが成長して、HHHとこれぐらいの試合をしてくれるのを楽しみにしてるんだけどな。

2004.7/3  『ニュアンス』

 続けて仕事をしていた為か目が覚めてから作業をする気がおきず、ダラダラと時間を過ごす。こういうスロースタートな日は定期的に訪れる。テンションを上げようにも映画を見る気すら起きないから困ったものだ。で、昨日買ってきた本をパラパラとめくって時間を過ごす事に。「その英語、ネイティブにはこう聞こえます」という英語の教材で、日本の英語の教材にある例文がネイティブの人達にはどういう意味で伝わっているかを紹介する本だ。微妙にニュアンスが違ったり、全く違う意味だったりするので驚かされる。日本で習っている英語には、かなり堅苦しい表現が多いようだ。この本を読んでメールでのやり取りにも似たような事があると思った。普通に書いた文章のつもりでも、相手にはすごく嫌なニュアンスで伝わってしまう事がある。とくに丁寧な表現をする程、キツイ表現として受け止められたりする。だから顔文字であるとか、(笑)のように自分の感情面を表現するのは大事なんだと思う。会話というのは、文章としてちゃんとまとまっていなくても、何となく身振りや相手の表情とかで、ニュアンスが伝わってくるような気がする。相手の人となりがわかった気になれるので安心感があるのだろう。あと、論理的な会話と感覚的な会話があると思う。なるべく自分の伝えたい内容を例文を交えながら文章で伝えようとする人と、いろいろな例を出して自分の感想を交えながら相手に伝えようとする人がいる。松文館の高田編集長はなるべく文章で伝えようとするタイプの方で、出来事をいくつか上げて、その後に必ず自分の分析を加える。漫画でもこだわるのはシチュエーションや設定、キャラクターの人格の部分だ。対して漫画屋の塩山編集長は、漫画雑誌をいくつか持ってきて「こういうカンジとこういうカンジで描いてよ!」と指示する。漫画でこだわるのは絵柄やビジュアル的な表現、ジャンルである。ある意味で端的で明確であると言える。とにかくどちらも実務的には違いない。タイプは違う編集の意見を聞く事ができると自分の視野が広がるのでとても良かったと思う。会社でも書類を大事にする人と、話し合いを大事にする人がいる。自分は企画の仕事をしていたので、書類で伝える方が好きだが、中には口頭で質問をしたりしながら、考えをまとめていく方が好きな人もいる。文章と会話、どちらも一長一短があるが、相手にニュアンスまで伝えるというのは難しいものだなぁと思う。

2004.7/2  『アドムービー』

 コミックスの表紙を届けに飯田橋の漫画屋へ。今回の表紙は今までと雰囲気が違う物にはなったと思う。背景はライトウェーブで作ったが、レイトレーシングでも結構早くレンダリングが終わったので助かった。小道具はShadeで。Shadeのスキャンラインは時間が無い時には重宝する。表紙と裏表紙の背景を同じにして、連動した絵にした。裏表紙も表紙と同じように紙いっぱいに出力してもらえるように要望を出す。どんなカンジで出来上がってくるか楽しみ。いつもデザイナーさんが、どういう風なデザインで作ってくれるかワクワクする。自分の思い通りで感動する時もあるし、予想外の切り口で仕上がってきて驚かされる時もある。本が出来上がって来るのが、この仕事の楽しみの一つだ。
 帰りに秋葉原へ。ゲームボーイアドバンスSPでムービーを見るカートリッジ「アドムービー」を購入。これで外出時にゲームボーイで映画やアニメが見れる。PanasonicのHDDレコーダーはMpeg4のデータを同時記録してくれるので、これをコンパクトフラッシュに書き出すだけでいい。いつも外出時は雑誌を買う事が多いのだが、これで少しは減らす事ができるかも。読みかけの小説がある時や、プレイ中のゲームがある時はいいんだけど、無い時はいつも退屈していた。とにかく何かしてないと落ち着かない損な性格である。ゲームボーイでファミコンのカートリッジが遊べる「アドファミ」も買おうかと思ったが、電池が必要なのとサイズが大きい事が理由で購入を止める。もう少し小さければな〜。TVを見れるようにするのもあったが、これもちょっと大きいカンジ。う〜ん、残念。その他にも3D作成の参考資料として、フィギュアとか、200分の1のザク、ガンダム、ドムを購入。かなり稼働するし、ディティールも細かくて、かなりイイ!可動戦士を小さくしたカンジで、かなり精巧だ。値段もかなり安めで素敵!こういう物を買う為に仕事してるな〜って思う。オモチャの大人買い…これが唯一の娯楽かもしれないと思うとちょっと寂しい気もするが、まぁこれぐらいは無いと。

2004.7/1  『ランキング』

 コミックスの表紙作業。前回、原稿を届けた時に塩山編集長が言っていた指示に従い修正を加えたりした。最近は塩山編集長もコミックスの返本率の一覧表を見せてくれたりするので、どのような本が売れているかが非常にわかりやすい。以前は売れたか、売れなかったかのどちらかの評価しか聞けなかったのだが、やはりどの程度売れたか知りたかった。本を刷った数というのも大事だが、やはり利益も気になる。利益が出なければ、次の本が出して貰えない。雑誌のアンケートでいい評価をもらったとしても、コミックスの売り上げが良く無ければ、次の作品を書かせてもらえなくなる。本当にシビアな世界だと思うが、結果が全てというのは、とても公平な世界だとも思う。以前「しゃべり場」という番組で、ランキングに関して話し合っていた。ランキング否定派の方は、ランキングは良い作品じゃなくても上位に来る事があるので、必要じゃないという意見だった。たしかにランキングというのは、そういう面もあるとは思う。ただ、どのような物がどの程度人の興味を引いているかを知るには必要なものだ。たぶん否定派の方は「売れている作品=良い作品」であって欲しいのだろう。良い作品の基準というのは難しい。作品の質は趣向の問題だし、ビジネス的に考えれば、沢山売れる作品は利益を上げるので良い作品と言える。質が高い作品だから売れて欲しいという願望もあるとは思う。自分もランキングで、自分の好きな作品があまり上位じゃないと悲しい。映画を見る時もランキングを見てから行く事も多いが、がっかりさせられる事もある。ランキングが全ての指針になるとは限らない。ランキングには種類が沢山ある。まず、誰を対象に行ったかという事。そして、いつ行ったかという事。これによって、結果もかなり変わってくる。冬にかき氷を出しても売れないし、甘い物が嫌いな人にも売れないという事だ。こういった事を知るためにもリサーチは必要で、ランキングはリサーチの結果を示している。つまり単なるデータである。理解しづらい物を数値化する事でわかりやすくしようという事だ。善し悪しというものをデータで判断はできないが、世の中の趣向性を知る手掛かりになる。ランキングとはそういうものだと思う。